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第十六話「The heart of Ymir」(25)

  「距離が縮まったら撃てない。爆風で、こっちがバラバラになっちまうさ!」

  G11ガンスリンガーが、超スピードで射撃体勢に入る。隣のG1スナイパーも同様。

 飛空戦艦『セロ』が迫る。残った5枚のエネルギーウイングを禍々しく輝かせ、いや、それでなくとも超高速で『マグフォード』に体当たりするか、至近距離を通過するだけで勝負は決まるのだ。

 チーム・グラリスの活躍で敵を追い込んだ、と見えたのは錯覚。

 大戦艦と丸木舟、その差は決して解消などされていないのだ。

 「いけ、撃ち落とせー!」

 G2ハイウィザード掛け声も、どこか切羽詰まる。

 だが。

 「はい、ストーップ!」

 攻撃に『待った』をかけたのはG5ホワイトスミス。

 「限界だ。今撃ったら、衝撃で船体が持たない。バラバラ空中分解、確実だ」

 愛飲のタバコをひと吸い。あとは手のひらでもみ消し、吸い殻はカプラ倉庫へ。高熱に強い鍛治師・ホワイトスミスならではのマナーだ。

 「うえええっ!?」

 あわてたのはG2ハイウィザード。

 「だって、来るよ?!  きちゃうよ、あのデカイの?!」

 「あー、来るね」

 G5ホワイトスミス、よいしょ、と席から立ち上がり、カプラ倉庫から巨大な、武器にもなりそうなレンチを取り出すと、新しいタバコに火を着ける。

 『セロ』が迫る。未知の流体装甲で覆われた銀色の船体が、あちこち赤黒く変色しているのさえ見て取れる。チーム・グラリスの攻撃を受け、そのダメージを殺しきれなくなった証拠だ。

 それでも、いまだその戦力は圧倒的。

 「ワー、ヤラレルー!」

 わざとらしい棒読みの悲鳴は、G6ジプシー。

 

 「……って、思うじゃん?」

 

 にか、と、くわえタバコで笑ったのはG5。

 「出番よ、『ベルガモット』」

 つぶやきながら立ち上がったのは、盲目のG7クリエイター。その手には『2本目』の試験管。

 「今だ、G7。正面!」

 「『コール・ホムンクルス』」

 G5の合図と同時、ひゅん、と中空へ投げられた小さな試験管。

 甲板にいる全員の目が、それに集中する。

 2人を除いて。

 「……GO!」

 G11ガンスリンガーに、G1スナイパーから合図。聖戦時代の破壊力を込めた矢が、三度、蒼空を駆ける。

 がん!!

 巨銃エクソダスジョーカーXIIIが火を噴く。矢の先端に取り付けられた弾丸を、弾丸で射抜く神業。

 しかし、あまりに近い。その爆発力は、『マグフォード』そのものすらバラバラに空中分解させる、と、G5ホワイトスミスが言ったはずではないか。

 「う、うわあああ?!」

 G2ハイウィザードが仰け反る。

 かっ!

 閃光。まともに見れば、確実に失明する光量。そして鼓膜を破る爆音。

 か、か、かーん!!!

 バリア魔法が消費される。

 カラカラカラカラ!!!

 船体に鎧ごと固定された義足のG10パラディンから、回復薬の空瓶が大量排出される。『献身』のスキルでダメージを引き受けた、その代償だ。

 そして爆風、いや、爆発の衝撃と熱そのものが『マグフォード』を襲う。

 「!」

 さしものチーム・グラリスが目を伏せた、その瞬間だった。

 

 もふっ。

 

 実に気の抜けた、そうとしか表現しようのない感触が『マグフォード』を包んだ。

 巨大な、まるで雲のようなサイズの真っ白な柔毛が、聖戦時代の大爆発を遠ざける。

 『?!』

 あまりの大きさに、甲板にいるグラリスたちにも全体像がつかめない。

 だが、もしこの戦いを離れた場所から見る目があったなら、『マグフォード』を爆発から守るように出現した、超巨大な純白・羊型の人造生物をどう見るだろう。

 アルケミストが操る4種の人造生物の一つ、ホムンクルス・アミストル。

 だが巨大すぎる。その体長は『マグフォード』の船体をほとんど覆い隠すほどだ。

 『巨大種(ギガンテス)』

 「頑張って、『ベルガモット』」

 微笑さえ浮かべて激励するのはG7クリエイター。

 史上最高の『巨大種使い(ギガントファンサー)』が操る2体目の巨大人造生物が今、シュバルツバルドの空に姿を現した。

 

 つづく

 

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中の人 | 第十六話「The heart of Ymir」 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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