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第十六話「The heart of Ymir」(44)

 

 bbbbBBBaaaaaAAAAAAoooooOOOOO!!!!!!

 

 ホムンクルス・ギガンテス『ジギタリス』が吠える。

 『キツネノテブクロ』という可愛らしい和名を裏切る猛毒草、その名を与えられた人造生命体が、飛空戦艦『セロ』を襲う。

 

 ガジガジガジガジ……!

 

 不定形の身体の、どこにあるとも知れぬ顎と牙で『セロ』の流体装甲を物理攻撃、同時に全身から滲出する溶解液が、強力な化学分解を仕掛ける。その戦いぶりに、

 「うげー」

 グラリスNo2、G2ハイウィザードが、生理的嫌悪を隠しもせず、顔を歪めて舌を出す。

 その姿は実際、生命の輝きとか美しさといった麗句にはほど遠い、あらゆる倫理に背を向けた異形の存在感だけを際立たせる。

 自然の生命体で最大を誇るクジラ類は、体長にして30メートル超、重さにして160トン前後のものが確認されている。遠く北のモスコビアに伝わる伝説には、背中に人が住む家屋を乗せて回遊する島のようなクジラも登場するが、あくまで伝説だ。

 だがグラリスNo7、盲目のG7クリエイターが育てた『ジギタリス』は、最大のクジラと比べても3倍以上。ましてクジラが水中生物であり、地上に上がれば自重で潰れて死に至る、という点を考慮すれば、その異常さは明白だろう。

 5年に一度開かれるギガンテスの品評会でも、3大会連続で2位以下に大差をつけ優勝。4大会目にはついに、

 『競技が成立しない』

 ことを理由に『殿堂入り』を強制され、体良く参加を断られたという。

 アルケミストギルドが彼女に数々の特権を与えたこと、またカプラ社がオーディション抜きの一本釣りで師範創生術師、グラリス・クリエイターにスカウトしたことも、彼女の抜群の育成能力を一端を示すエピソードだ。

 そして未来。

 グラリスを引退した彼女は天津・瑞波の国に教授として招かれ、国家支援のもとで人生最後のギガンテスを育成する。

 『浮丸島鯨(ウキマルシマクジラ)』。

 瑞波国の軍艦、しかも御座船の命名法に従い『鯨(クジラ)』の1文字を与えられたギガンテスは、身体の98パーセントが海水というクラゲのような構造ながら、実に全長1.2km、体重1600万トンという驚天動地のサイズを誇り、人類史上、まさに空前絶後の巨大生物となった。

 G7の研究施設を背中に乗せた『島鯨』は、瑞波の移動要塞として世界の海を旅し、そして彼女自身の墓地となるのだが、それは先走りすぎというものだろう。

 今は『ジギタリス』だ。

 

 Ba!!

 

 ぎぃん! という耳障りな魔法発動音、と同時に、ファイアーボルトが一発、『セロ』を撃つ。レベルこそ低いが、元のサイズがサイズだけに、人間など一撃で消し炭にする熱量を含有した炎の矢が、赤黒く色を変えた装甲板を激しく波立たせ、ボロボロと焼き削っていく。

 

 Baa!!

 

 

 つづく

 

JUGEMテーマ:Ragnarok

 

中の人 | 第十六話「The heart of Ymir」 | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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