2011.11.16 Wednesday
Macでラグナ!(※2011年7月9日追記)
※2011年7月9日追記
このページは、米Apple社製のコンピューター『Macintosh』を使い、韓国Gravity社製のオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』をプレイするための情報を記述したものです。
『MacでROをプレイする』なんて奇特な人がそうたくさんおられるとも思えませんが、何かの参考にでもなればと。
まず最初に、以下の情報は『IntelMac』限定です。それ以前のMacでROをプレイする事はできない、とお考え下さって差し支えありません。
そもそもROは米microsoft社製のOSである『Windows』専用のゲームです。ですから現状MacOS上で、ネイティブでROをプレイすることはできません。
ですからまず、何らかの方法を使ってMac上で『Windows』を起動した上でROをプレイすることになります。
MacでWindowsを動かす方法は、一般的に2つあります。
一つは、Appleが公式に提供する『BootCamp』を利用する方法です。これを使うと、Mac起動時にMacOS起動とWindows起動のどちらかを選べるようになり、Windowsを選んだ場合はMacが完全にWindows機として動作する、というものです。Mac内部のCPUやグラフィックボードがすべてWindowsネイティブとして作動しますので、当然動作も高速で快適なプレイが可能です。
ただし現状、このBootCampには『冷却ファンのコントロールが正常に行われない(詳しい事は省きます)』という、かなり致命的なバグというか不具合があります。
※追加情報があります。
このため一定時間以上動作させるとMac内部が高温となり、様々な故障の原因になるとされています。ROのように一定以上のマシンパワーを長時間プレイするのは危険と思われます。
ワシの実体験ですが、BootCampでROをプレイ中、一定の時間が経過すると無線Lanがダウンしてしまう、という症状が頻発しました。他の作業(相当付加のかかる作業でも)このような症状が出たことはなく、怪しんでネットの情報を集めたところ、熱問題に行き当たりました。
回避方法も無くはないようですが、あくまで自己責任となるためお勧めはできません。
※追記2011年7月9日
上記のバグについて、アップルのサポートと話す機会がありました。サポートによると『現状、その症状による不具合は報告されておらず、バグはないはずだ』とのことでした。よって既に修正されているのかもしれませんが、ワシは確認しておらず、また今後も確認する予定がありません。
試される方は、あくまで自己責任にてお願いします。
さて、もう一つの選択肢となるのが、『仮想環境アプリ』を使う方法です。
これはMacOS上で作動するアプリですが『その上でWindowsを動かす事ができる』というものです。BootCampと違うのは、OSはMacOSが起動し、その上であたかもWindowsがMacのアプリであるかのように動作する、ということです。動いているのはあくまでMacOSですから、Safari等のMacアプリも同時に使用可能です。
この仮想環境ソフトで代表的なのが『Parallels Desktop(パラレルズデスクトップ)』で、現状(2011年7月)での最新バージョンは6です。ワシもこれを、バージョン3の時代から愛用しています。
バージョン3時代から動作は非常に安定しています。ただ、搭載メモリだけは気を使う必要があり、WinXPを起動する場合Parallels Desktop側に最低1ギガ、MacOS側にも1ギガ以上を割り当てておかないと、動作がもたつくことがあります。
またWindowsVista、7を使う場合はさらに多くのメモリが必要です。XPと同等の1ギガ程度だと動く事は動きますが、HDDへのアクセス数が増えて負荷が増し、最悪クラッシュという事態に陥りかねません。ワシも一時危ない所でした。
導入に際しての注意点はその程度でしょう。標準でカスペルスキー社製のアンチウイルスソフトがついていますので、買って入れればすぐ使える、というのも魅力ですね。(WindowsはXPなりVistaなり7なりを別途容易する必要があります)。ネット環境もMacで動作中のものにそのまま接続される(独自に設定する事もできる)ので、Macが既にネットに接続されているなら悩む必要はありません。
不具合はほとんど起きませんが、WPを越える際の読み込み時間が長め、など若干のもっさり感は否めません。画像の解像度やマウスの設定を自分なりに最適化していくことである程度解消されますが、やはり高性能のWinPCには及ばない面が多々あります。
その他、ワシがこの環境で一年半プレイしてきて得た経験からいくつか。
1.Macのキーボードにはインサートキーがありませんので、そのままだとキャラが座れません。テンキーの『0』が割当られますが、そのたびに数字入力と切り替えねばなりませんので、スクワットなどでは非常に不便。キーの割当を変更できるソフトを使うか、できればWin専用のキーボードを用意した方がいいでしょう。
USBをタコ足にしてMac用、Win用と二種類のキーボードとマウスを繋げっぱなしにしておいても、一方をMac環境に、一方をWindows環境に直結、ということが可能です。
さほど念入りなプレイをせず、サブ機として露店やチャット、2PCでの定点支援程度しかしないのであれば、Mac用を流用しても大きな問題にはなりません。
2.Parallels Desktopの仕様として、デフォルトで『F6』キーに独自機能が割り当てられています。このため、ROを起動してもそのままではF6キーが反応しません。『環境設定』にこのF6キーの独自機能割当をオンオフする項目がありますので、チェックを外しておきましょう。ワシはコレに長い事悩みました(笑)
3.マウスの移動速度が、デフォルトだと『Mac依存』になります。マウスをWindows環境に直結すればWin依存になりますので、『デバイス』の『USB』から使用したいマウスにチェックを入れましょう。
ただしチェックを入れてしまうとそのマウスは完全にWin専用になり、Mac側に戻す事ができません。マウスを複数用意することをお勧めします。
またROの画面ではマウス速度にギャップが出る事があります(コレは普通のWin機でも起きる現象です)。マウスの速度・反応に関してはワシもまだまだ妥協している点が多いため、今後もマウスの機種や設定には研究の余地があると思っています。
かなりの誰得情報になりましが、いつか誰かのお役に立てればと思って書き残します。
もしご質問等がありましたら、コメント欄へどうぞ。浅学の身で分かる範囲は狭いですが、精一杯回答させていただきます。
追伸 ワシの使用マシンはiMac (Early 2008)24インチ:2.8GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ NVidia GeForce 8800 GS 512MB GDDR3メモリ 。搭載メモリは4ギガです。
このページは、米Apple社製のコンピューター『Macintosh』を使い、韓国Gravity社製のオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』をプレイするための情報を記述したものです。
『MacでROをプレイする』なんて奇特な人がそうたくさんおられるとも思えませんが、何かの参考にでもなればと。
まず最初に、以下の情報は『IntelMac』限定です。それ以前のMacでROをプレイする事はできない、とお考え下さって差し支えありません。
そもそもROは米microsoft社製のOSである『Windows』専用のゲームです。ですから現状MacOS上で、ネイティブでROをプレイすることはできません。
ですからまず、何らかの方法を使ってMac上で『Windows』を起動した上でROをプレイすることになります。
MacでWindowsを動かす方法は、一般的に2つあります。
一つは、Appleが公式に提供する『BootCamp』を利用する方法です。これを使うと、Mac起動時にMacOS起動とWindows起動のどちらかを選べるようになり、Windowsを選んだ場合はMacが完全にWindows機として動作する、というものです。Mac内部のCPUやグラフィックボードがすべてWindowsネイティブとして作動しますので、当然動作も高速で快適なプレイが可能です。
ただし現状、このBootCampには『冷却ファンのコントロールが正常に行われない(詳しい事は省きます)』という、かなり致命的なバグというか不具合があります。
※追加情報があります。
このため一定時間以上動作させるとMac内部が高温となり、様々な故障の原因になるとされています。ROのように一定以上のマシンパワーを長時間プレイするのは危険と思われます。
ワシの実体験ですが、BootCampでROをプレイ中、一定の時間が経過すると無線Lanがダウンしてしまう、という症状が頻発しました。他の作業(相当付加のかかる作業でも)このような症状が出たことはなく、怪しんでネットの情報を集めたところ、熱問題に行き当たりました。
回避方法も無くはないようですが、あくまで自己責任となるためお勧めはできません。
※追記2011年7月9日
上記のバグについて、アップルのサポートと話す機会がありました。サポートによると『現状、その症状による不具合は報告されておらず、バグはないはずだ』とのことでした。よって既に修正されているのかもしれませんが、ワシは確認しておらず、また今後も確認する予定がありません。
試される方は、あくまで自己責任にてお願いします。
さて、もう一つの選択肢となるのが、『仮想環境アプリ』を使う方法です。
これはMacOS上で作動するアプリですが『その上でWindowsを動かす事ができる』というものです。BootCampと違うのは、OSはMacOSが起動し、その上であたかもWindowsがMacのアプリであるかのように動作する、ということです。動いているのはあくまでMacOSですから、Safari等のMacアプリも同時に使用可能です。
この仮想環境ソフトで代表的なのが『Parallels Desktop(パラレルズデスクトップ)』で、現状(2011年7月)での最新バージョンは6です。ワシもこれを、バージョン3の時代から愛用しています。
バージョン3時代から動作は非常に安定しています。ただ、搭載メモリだけは気を使う必要があり、WinXPを起動する場合Parallels Desktop側に最低1ギガ、MacOS側にも1ギガ以上を割り当てておかないと、動作がもたつくことがあります。
またWindowsVista、7を使う場合はさらに多くのメモリが必要です。XPと同等の1ギガ程度だと動く事は動きますが、HDDへのアクセス数が増えて負荷が増し、最悪クラッシュという事態に陥りかねません。ワシも一時危ない所でした。
導入に際しての注意点はその程度でしょう。標準でカスペルスキー社製のアンチウイルスソフトがついていますので、買って入れればすぐ使える、というのも魅力ですね。(WindowsはXPなりVistaなり7なりを別途容易する必要があります)。ネット環境もMacで動作中のものにそのまま接続される(独自に設定する事もできる)ので、Macが既にネットに接続されているなら悩む必要はありません。
不具合はほとんど起きませんが、WPを越える際の読み込み時間が長め、など若干のもっさり感は否めません。画像の解像度やマウスの設定を自分なりに最適化していくことである程度解消されますが、やはり高性能のWinPCには及ばない面が多々あります。
その他、ワシがこの環境で一年半プレイしてきて得た経験からいくつか。
1.Macのキーボードにはインサートキーがありませんので、そのままだとキャラが座れません。テンキーの『0』が割当られますが、そのたびに数字入力と切り替えねばなりませんので、スクワットなどでは非常に不便。キーの割当を変更できるソフトを使うか、できればWin専用のキーボードを用意した方がいいでしょう。
USBをタコ足にしてMac用、Win用と二種類のキーボードとマウスを繋げっぱなしにしておいても、一方をMac環境に、一方をWindows環境に直結、ということが可能です。
さほど念入りなプレイをせず、サブ機として露店やチャット、2PCでの定点支援程度しかしないのであれば、Mac用を流用しても大きな問題にはなりません。
2.Parallels Desktopの仕様として、デフォルトで『F6』キーに独自機能が割り当てられています。このため、ROを起動してもそのままではF6キーが反応しません。『環境設定』にこのF6キーの独自機能割当をオンオフする項目がありますので、チェックを外しておきましょう。ワシはコレに長い事悩みました(笑)
3.マウスの移動速度が、デフォルトだと『Mac依存』になります。マウスをWindows環境に直結すればWin依存になりますので、『デバイス』の『USB』から使用したいマウスにチェックを入れましょう。
ただしチェックを入れてしまうとそのマウスは完全にWin専用になり、Mac側に戻す事ができません。マウスを複数用意することをお勧めします。
またROの画面ではマウス速度にギャップが出る事があります(コレは普通のWin機でも起きる現象です)。マウスの速度・反応に関してはワシもまだまだ妥協している点が多いため、今後もマウスの機種や設定には研究の余地があると思っています。
かなりの誰得情報になりましが、いつか誰かのお役に立てればと思って書き残します。
もしご質問等がありましたら、コメント欄へどうぞ。浅学の身で分かる範囲は狭いですが、精一杯回答させていただきます。
追伸 ワシの使用マシンはiMac (Early 2008)24インチ:2.8GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ NVidia GeForce 8800 GS 512MB GDDR3メモリ 。搭載メモリは4ギガです。